2009年 04月 29日
学部生の子たちと話す機会が最近あって、みんなアルバイトやら就職活動やら車の免許やらと学業を必死で両立させていて、大変な中にも家族サービス(って会社勤めのお父さんが休日にやるものだったような気がする昔は)をしようと思ってる、なんて会話を聞いているとエラいのを通り越して何だかそのけなげさが気の毒になって泣けてきたのですが、誰かがタージ・マハルの大きな写真を持ち出してきたところからルーブル美術館に行ってみたいとかいう話になって、行動派らしい女の子の一人は学生の身ながら単身ルーブル美術館へも行ってきたらしく、次はイタリアに行きたい!と語るのですが、ちょうどイタリアで大きな地震があってたくさんの被害が出たことが話題になり、心配ですよねー大丈夫かなーとかいう雰囲気になり、本当に何といういい子たちか!と舌を巻いていたのです。私が学部生のころいた大学の惨めったらしさとはえらい違いで、違和感でものすごく疲れたんですが、
ここの大学に移ってきてからというもの、セム系言語をやってる人が多数を占めているにも関わらず、研究室内で中東情勢の話っていちども聞いたことがない。パレスチナの惨状もイラクの惨状も、遠くパキスタンの政情不安などは言うにおよばず。別にそれらについて熱く語られても意見があうとはとても思えないので語らなくていいのですが、彼らはそういう、自分たちと同時代に起こっていることについて(恐らくはナイーブな議論をよんでしまうことへの忌避感から)研究室のような微妙な場所では語りたがらないということではないのだな、ということに今回気付いたわけです。これは、何だ?
ナイーブな議論というのはお互いに気を使うことになり、なぜ気を使わなければならないかというと他人と根本的に意見があわない可能性があるということであり、その逆にイタリアであった天災についてはお互い心配だよねーうんうん、と頷き合えるということなんでしょうが、確かにイタリアっていうと日本でも親しみがあるけど中東ってよくわかんないよねいつも戦争してるしイスラム教って意味わかんないし。でも一応中東の勉強をしてるんじゃなかったのか!?と激しく違和感を感じたのも確かで、これが例えばヨーロッパの戦争、とか中東の天災、になったらどうなるんだろうとかあれこれ考えてしまいどっと疲れました。昔のことをやるのと今の問題を扱うのでは根本的に違うといいたいのかなあ…史学科ではよく言われることではあるけれど…しかしヨーロッパとイスラム圏(というのも問題がある定義ですが)が地中海をはさんでいるだけの距離で全然違うというのはそうかもしれんけど、何で地球の裏側のムスリムでもクリスチャンでもない日本人がその世界観を共有(誰とだ?)する必要があるというのだろうなあ…ぐ、グローバリズム?誰の?
なんにしても脱力感を誘われます。
ここの大学に移ってきてからというもの、セム系言語をやってる人が多数を占めているにも関わらず、研究室内で中東情勢の話っていちども聞いたことがない。パレスチナの惨状もイラクの惨状も、遠くパキスタンの政情不安などは言うにおよばず。別にそれらについて熱く語られても意見があうとはとても思えないので語らなくていいのですが、彼らはそういう、自分たちと同時代に起こっていることについて(恐らくはナイーブな議論をよんでしまうことへの忌避感から)研究室のような微妙な場所では語りたがらないということではないのだな、ということに今回気付いたわけです。これは、何だ?
ナイーブな議論というのはお互いに気を使うことになり、なぜ気を使わなければならないかというと他人と根本的に意見があわない可能性があるということであり、その逆にイタリアであった天災についてはお互い心配だよねーうんうん、と頷き合えるということなんでしょうが、確かにイタリアっていうと日本でも親しみがあるけど中東ってよくわかんないよねいつも戦争してるしイスラム教って意味わかんないし。でも一応中東の勉強をしてるんじゃなかったのか!?と激しく違和感を感じたのも確かで、これが例えばヨーロッパの戦争、とか中東の天災、になったらどうなるんだろうとかあれこれ考えてしまいどっと疲れました。昔のことをやるのと今の問題を扱うのでは根本的に違うといいたいのかなあ…史学科ではよく言われることではあるけれど…しかしヨーロッパとイスラム圏(というのも問題がある定義ですが)が地中海をはさんでいるだけの距離で全然違うというのはそうかもしれんけど、何で地球の裏側のムスリムでもクリスチャンでもない日本人がその世界観を共有(誰とだ?)する必要があるというのだろうなあ…ぐ、グローバリズム?誰の?
なんにしても脱力感を誘われます。
# by mloulou | 2009-04-29 18:10 | 日記



